恵方とは、その年で一番良いとされる方角であり
「歳徳神(としとくじん)」と呼ばれる神様がいる方角のことを指します。
歳徳神とは金運や幸せをつかさどる神様のことでとても縁起のいい神様です。
何をするにつけても良い方向なので、かつては自宅から見て恵方にある神社に初詣する習慣があったほどです。
歳徳神は毎年いる方角が違うので恵方も毎年変わります。
その方角は「北北西」、「東北東」、「南南東」、「西南西」の四方向です。
恵方の方角ばどのようにきめるのか
年によって違う方角で、4つしかない方角をどうやって決めるのかそれは
十干十二支の十干で決まるようです。
十干(じっかん)は甲(きのえ)・乙(きのえ)・丙(ひのえ)・丁(ひのと)・戊(つちのえ)・己(つちのと)・庚(かのえ)・辛(かのと)・壬(みずのえ)・癸(みずのと)の十種類です。
年の十干が
東北東
甲(きのえ)・己(つちのと)
西南西
乙(きのと)・庚(かのえ)
南南東
丙(ひのえ)・辛(かのと)・戊(つちのえ)・癸(みずのと)
北北西
丁(ひのと)・壬(みずのえ)
2020年の恵方は
2020年(令和2年)の干支は庚子なので十干は「庚」ですので
西南西です。
恵方を西暦にあてはめると
四つの方角を順番に巡っているので西暦にあてはめて考えることもできます。西暦の下一桁が
4・9なら東北東
5・0なら西南西
1・6・3・8なら南南東
2・7なら北北西
となります。
十干 | 西暦下一桁 | 恵方 |
---|---|---|
壬(みずのえ) | 2 | 北北西 |
丁(ひのと) | 7 | |
甲(きのえ) | 4 | 東北東 |
己(つちのと) | 9 | |
庚(かのえ) | 0 | 西南西 |
乙(きのと) | 5 | |
辛(かのと) | 1 | 南南東 |
癸(みずのと) | 3 | |
丙(ひのえ) | 6 | |
戊(つちのえ) | 8 |